コーヒー豆、種、beans or seeds?


コーヒーを飲むとき、それは必ずコーヒーの種子を焙煎したものをつかっているはずです
タネなので熱加工しないとあんまり美味しくなさそうですし、実際おいしくないです
コーヒーはコーヒーノキという樹木に結実する果実、いわゆるフルーツであり、その種にはあまり価値がなかった時代があった。と僕は思っています
そもそもフレッシュフルーツとしてのコーヒーは甘味はありますが、若干の青い味もあり、チェリーの大きさに比較して大きな種子なので食べるところがあまりありません
コーヒーの発祥の地であるエチオピアでは葉を焙じてお茶にして飲んでいたようです
イエメンで果実と果皮を乾燥させて煮出す飲み物があって、ギシルコーヒーと呼ばれています
現在ではこの果実と果皮は カスカラ と呼ばれていて、アサイーの15倍の抗酸化力を持つスーパーフードとして注目されています
当店でも取り扱いがありますので、ぜひ試してみてください
[カスカラ]

最初にコーヒー豆を焙煎した人は天才だと思うのですが、その起源はよくわかっていません
イエメンでアラブのお坊さんが眠気覚ましにギシルコーヒーを飲んでいるとき、もういらないとチェリーを焚き火にくべたところ、何故か周囲に良い香りが漂ってきて...
という伝説はあるようですが。

コーヒー豆、とはいうものの実態はコーヒーの種で
英語でも Coffee SeedsではなくてCoffee Beansと呼ばれます

コーヒーの歴史についてもっと知りたい方は
旦部 幸博さんが書かれた "珈琲の世界史"という本を読んでみてください

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