BAGTOWN COFFEE
エチオピア Kaffa Bonga /washed /浅煎り
エチオピア Kaffa Bonga /washed /浅煎り
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始まりの物語を、あなたのカップへ
遠い昔、エチオピアの緑深い森に、カルディという名の好奇心旺盛なヤギ飼いの少年がいました。
聞き覚えのある名前ではありませんか?
あの大手のお店。店名ははカルディ少年の名前からきています
ある日、彼が見たのは不思議な光景。自分のヤギたちが、茂みに実る赤い果実を食べては、楽しそうに踊り続けていたのです。「なんて陽気な実なんだろう」。カルディがその実を口にしてみると、心が軽くなり、不思議な活力が湧いてきました。
この発見が、やがて世界中を魅了する飲み物「コーヒー」の始まりになったと伝えられています。そして、その伝説が生まれた場所こそ、アラビカ種発祥の地とされる「カファ(Kaffa)」の森。私たちが今回お届けするのは、まさにその伝説が息づく森の奥深く、ボンガ村で育まれた特別なコーヒーです。
森の恵みを、人の手で磨き上げる
カファの森は、今もなお野生のコーヒーが自生する、豊かな生命力に満ちた場所。鬱蒼と茂る木々が優しい木陰を作り、コーヒーの実はその下で、鳥の声や森の息吹を感じながら、ゆっくりと時間をかけて熟していきます。自然の恵みを一身に受けた赤いチェリーは、まるで宝石のように輝きます。
収穫されたチェリーは、「ウォッシュド」という方法で丁寧に精製されます。果肉を洗い流し、清らかな水に浸すことで、豆が持つ本来のクリーンで繊細な個性が引き出されるのです。その後、アフリカの太陽をいっぱいに浴びながら、ゆっくりと乾燥させることで、味わいはさらに洗練されていきます。
私たちはこの豆の持つポテンシャルを最大限に引き出すため、浅煎りで焙煎しました。森の恵みと人の手、そして炎の力が合わさり、このコーヒーの鮮やかな個性が花開きます。
なぜカファなのか? 他の産地との違い
エチオピアには、カファ以外にも世界的に有名なコーヒー産地がいくつもあります。例えば、「シダモ」や「イルガチェフェ」という名前を耳にしたことがあるかもしれません。それぞれが素晴らしい個性を持っていますが、この「カファ」のコーヒーには、他とは一線を画す特別な魅力があります。
産地 |
主な特徴と風味の傾向 |
カファ (Kaffa) |
【コーヒーの原点、森林のコーヒー】 |
シダモ (Sidamo) |
【華やかさとバランス】 |
イルガチェフェ (Yirgacheffe) |
【最高峰のフローラルアロマ】 |
ハラー (Harrar) |
【独特のモカフレーバー】 |
シダモやイルガチェフェが「華やかさ」や「香りの高さ」で輝くスターだとすれば、カファは「生命力」と「物語性」を感じさせてくれる、偉大な大地のような存在。この一杯には、ただ美味しいだけではない、コーヒーのルーツを旅するような深い喜びが隠されています。
このコーヒーと過ごす、最高の時間
このコーヒーの鮮やかな個性を楽しむなら、ぜひハンドドリップで。少し高めの湯温で抽出すると、華やかな香りと酸味がより一層引き立ちます。
晴れた日のブランチに、フレッシュフルーツを添えたヨーグルトや、レアチーズケーキと合わせるのはいかがでしょうか。コーヒーのフルーティな味わいが、素晴らしいハーモニーを奏でます。
まるで光を溶かし込んだような、明るく美しい一杯。伝説の森がくれた贈り物を、心ゆくまでご堪能ください。
商品情報
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生産国: エチオピア連邦民主共和国
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地域: 南西エチオピア州 カファゾーン ボンガ ウィシュウィシュ村
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標高: 1,800m - 2,050m
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品種: エチオピア原生種(Heirloom)
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精製方法: ウォッシュド(Washed)
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焙煎度: 浅煎り


